映画『こんな夜更けにバナナかよ』

大泉さんにはごめんなさいと先に謝っておくとして
僕の好きな俳優さん二人が共演しているという事実を前にして
見に行かないという選択ができるのか


2018年の僕にはその選択ができてしまった
今思うと 本当に情けない


2020年の夏に僕はこの映画を2018年に見なかったことを後悔することになった

予告をしていたのも知っていた
番宣で出ているのも知っていた
でも肝心の作品を見に映画館に足を運ぶということを避けていた


バナナだったからなのか


そうではなくても
そう思っておこう



さて、前置きが長くなったが本題
本題といっても大して書くことはない


ここまで読んでくださったかたがもしいるのであれば
一度 この映画を見てみてほしい


テーマとしては決して軽くないテーマだけれど
シリアスすぎず
見終わった後に心の中で思うこと 考え直すことがたくさんある

脚本がいいのかもしれない
鹿野さんの生き方に感銘したのかもしれない
俳優さんの演技がやっぱりすごかったのかもしれない
音楽がスッと心に入ってきたのか
昭和を感じる時代感がよかったのか
北海道での話というのがよかったのか

正直 これがよかったというのをあげられない

ただ 本当に好きな作品


最後の方のシーンでね(ネタバレではないですよ)
鹿野さんと 美咲ちゃんと 田中くんが 日の出の時刻に話をするシーン
このシーンが本当に好き


僕は大阪で生まれて
ずっと大阪で育ってきた

自然に囲まれるというよりは
人がたくさんいて
産業革命の産物の音に飲み込まれながら
夜は星空ではなく街灯りが当たり前

賑やかで明るくて楽しくて
都会は悪いところじゃないけど
どこか人々が時間に制御されているような
毎日同じことの繰り返し
無機質な人生に疲れたのかな

自然の中で自分の人生を生きてみたいと思った
都会育ちの僕が雪国でやっていけるのか
北海道を馬鹿にしているわけじゃないけど
大阪みたいに便利なところばかりじゃない
今の当たり前が当たり前じゃなくなる
そんなところでもやっていけるのか

わからない


けど、とにかく今は北海道に行ってみたい


一応理系専攻をしてきた僕だが
ここまでの文章に理論のかけらもないだろう


北海道に行ってみたい
北海道に行きたい

自然を感じたい
生きていることを感じたい
深く深呼吸をしたい

これまで感じてこなかった欲求にかられた僕は
北海道に行ってみることにした

こう決断したのが2021年の6月のことだった
ランニング終わりに買ってきたアイスの実をベランダで食べながら空を見ていた